システムエンジニアが退職を考える職場環境

システムエンジニアは、IT業界の中でも人気が高い職種である。日々進歩するインターネット環境でなくてはならない存在で、求人倍率も2倍を超える売り手市場が続いている。一方で約半数近くのシステムエンジニアが、プロジェクトに関する情報が共有されていないことで、仕事に対してのやりにくさを感じているという統計が出ている。

セキュリティなどの問題上、一部の上位スタッフにしか情報が共有されない企業も多く、その状態で仕事を追行することになるので、常に不自由さや緊張感が付いて回ることになるのだ。自分の行動や発言がプロジェクトの失敗に繋がったり、クライアントからクレームを受けることになるので、なかなか表立って自分の考えを発言出来ないという仕事のやりにくさや疎外感を感じるシステムエンジニアは少なくない。

それに加えて、長時間同じスペースで働いていても、同僚などとのコミュニケーションを取る時間が少なく、職場の雰囲気もデスクのパソコンに向かって黙々と仕事をするなど殺伐としていることも精神的に負担だと感じているようだ。このような理由から退職を考える人も多いのが現実となっている。企業もスタッフ同士の会話ができるフリースペースを設けたり、オフィスに観葉植物を置くなど、身近な所から職場環境を改善しようとする試みが行われている。しかし、スタッフ自身が所属している企業の構成員としてコミットしているという意識を持つまでに至っていない。